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「ここ数日、
ずっと同じ場所に座ってるでしょ?
し、か、も!
同じ格好、同じ姿勢!」
な、なんでそれを。
「毎日、お店行くたびに気になってたの。なんかあのベンチだけ暗いなぁって。」
し、失礼な。
暗いってなんだよ。
「だってさ、
ほかのホームレスのおじさんたちがまだ和気あいあいとして楽しそうじゃん!
なに?
君、若いから仲間はずれされてるの!?」
なんなんだ、
この失礼極まりない言語の数は。
しかも初対面で悪気がないのが、
更に気になって仕方がない。
が…しかし。
ほかの誰もが、
俺のことをただの風景としか見ない中、彼女はそんな俺を毎日見ていて。しかもそんな事まで考えていたのには正直、驚きと妙な嬉しさを感じた。
なんだろ、
俺はまだ人間だったんだって実感出来たからなのか。
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