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第三章 #2
「く、黒田様!
店内では困ります!」
「貴様は黙っとれ!」
黒服が黒田を制止するも、
力で強引に跳ね除けられ黒服はその場に尻餅をつく形で飛ばされる。
っち。
わかんねぇかなぁ。
男はゆっくりと立ち上がり、
口元の血を袖口で拭いながら黒田を見据えた。
てめぇみたいなチンピラがいるからあんなクサれたホストが幅を利かせるんだろうが!
なにが名古屋だ!
あん!?ゴラァ!!
男は黒田に詰め寄り、
右脚を蹴り上げる。
しかし黒田もそれを腕で受け止めるが反動で後ろへと下がった。
「われ!」
細川会?
はっ!笑わせんな!
あんたのやってる事はただの子供の遊びなんだよ!
一流の紋背おっとる言うなら、
筋っちゅうもんがあんだろ!?
周りに色眼鏡で見られて満足してりゃーいいんか!
あぁん!?
猿山の大将さんよ!!
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