『間違い』電話

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雨は相変わらず降り続いて、憂鬱さが更に増し、溜め息吐いた。 「さてと…会社…戻らないとな」 鞄と上着を手に取って、立ち上がろうとしたが 「あっ…そうだ…」 履歴を再度、見直す。 メッセージを全部聞き終わったら、消去するつもりだったが…指が止まった。 「どうせ自然と、消えるしな」 本当に、それくらいだと… 思っていたんだ… その時は……。
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