第3話

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「あの映画に出て……考え方が変わったんだ。今まで親父もお袋も嫌いだったけど……あの世界の現場を見て、親父とお袋の影響力になんか……誇りみたいなもん感じちまってさ」 「そう。あなたはあの映画で更生しようとしているし、私は逆に危ない世界に興味を持った。私たちの接点って……かなりドラマチックじゃない?」 「知るかよ」 俺はそう吐き捨てながらモクモクとプリントの問題を解き始めた。
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