第3話

7/32
前へ
/32ページ
次へ
俺は女から離れた。 「分かった。その代り……このプリント教えてくれよ。話しはそれからだ」 拍子抜けした感じの女がゆっくり起き上がり 「変わった人。あなたが分からないわ。つまり今は私よりそのプリントが気になるって事でしょ?」 「まあな。携帯だって気になるしそれに……高校を辞める気はねえし大学だって行きたいと思っている」 「そう」 女はなぜか笑いながら俺に飛びついてきて 「なんか……かわいい」 そう言った。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加