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「拳銃?」
俺は思わず呟いてた。
覗き込んだダンボール箱の奥底には、一丁の銃とホルダーが置かれていた。
また箱の大きさに合ってないな。殆ど、箱の中は隙間だらけだ。
見た目は、縦幅が手のひら分ぐらいであろう拳銃。勿論、ドラマの世界でしか銃なんて見た事ないが、どう見てもゴツい。
全体的に銀色に輝くボディが眩しく、ちょっとカッコいいとすら思う。
「カッコいい!」
美沙は箱の中に手を突っ込んで、銃を取り出し、嬉しそうに笑った。
穏やかな雰囲気に包まれる中……。
ガッシャーン!
突然、背後からガラスが割れる音が部屋中に轟く!
音によって、心臓の鼓動は一気に跳ね上がる!
俺は音につられ、慌てて後ろを振り返った!
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