セミナー

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「──!」 蓋が開き、中身を見て、息を飲んだ。 うん。漫画や絵でしか見た事ないけど間違いない。 中に収められていた物は……。 箱の大きさに見合った長い柄。 先端に柄を浸食するように取り付けられた、綺麗に曲線を描いた鋭利な刃。 明らかに俺の身長と同じ、あるいはそれ以上の長さだ。 それは巨大な鎌だった。 不気味な雰囲気を醸し出し、ぶ厚い刃が血を欲しているようにさえ感じる。 これで切られたら、体が真っ二つに割れるんじゃないだろうか? 想像するだけで、怖いな。 仁が柄を両手で握り締め、慎重に箱から大鎌を取り出す。 そして、箱の底へ入っていた支給品の説明書を手に取った。
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