月下の誓い

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「もう 帰りましょうよ。ヤバいっすよ。あれは」 浮かび光る文字によって、周りが見渡せるようになっている。 振り返れば、俺の後ろには、雑魚1、2、3号が立っていた。 喋りかけてきたのは声からして、雑魚1号だろう。 「やめたいのか……?」 俺の問いに雑魚2号は、手と首を同時に横に振り、口を開いた。 「何、言ってんだよ!翔太!こんなに楽しいゲームやめるわけないっしょ!さっ、ヒカルさん。続きをしましょう」 雑魚3号も2号の言葉に頷く。 こいつらは、死や痛みが関係してくる事を知らない。 だから、恐れがないんだ。 それに対し、今の雑魚1号の反応は当然だろう。 そりゃ 怖いよな。 俺は浮かび上がる“いいえ”という文字に触れた。
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