月下の誓い

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全身が溶けるように熱い。 この温かみは……。あいつに似ている……。 村中に広がった煙は、一気に刀に密集し始めた! 掃除機で吸い込むように、刀に煙が集まる! それと共に増していく輝き。 『ねえ 楽しい事って、きっとあるよ』 『 もっと笑いなよ 』 『あんたは輝きがないね』 『いつかさ……本当に世界征服しそうだよね』 『明日……遊園地行かない?』 『ああ 良いよ』 彼女を探していたんだ。 あの時、来なかった彼女を……。 俺は柄に全ての力を込めて、刀を振り下ろした! たちまち、刀に集まった輝きは山をも越える大きさの鬼に襲いかかる!
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