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……。
まるで爆心地にいるような気分だ。
自分の手が握り締める刀から放たれた光は、金棒を吹き飛ばし、鬼の体を一刀両断した!
頭の先から、真っ直ぐ縦に亀裂が入り、鬼の体は半分に割れていく。
その刹那。撒き散らされるように舞う返り血。
血は雨のように大量に空から降り注ぐ。
鬼の向こうには、綺麗な満月が見えた。
刀の輝きは満月の光にも劣らない。
それは君の笑顔をふと思い出させてくれた。
必ず探し出す。
『約束だよ 遊園地』
『わかってるって』
巨人は激しい地響きと轟音を奏で、地に崩れ落ちた。
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