月下の誓い

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全てが終わったかのような達成感。 巨人を倒した際に村人達が何故か消え失せた。 静けさが漂い、喧騒が去った後には風が吹く音のみが残される。 他の三人は震え上がっていた。 今までずっと一人で何でもやってきた。 だけど、今回ばかりはそうもいかなさそうだ。 「まあ、勘かな」 仲間が必要だ。集めなきゃ。 βl@ck★OUTをクリアするために……。 「世界を統べるのは俺だ」 歪んだ感情を持っているのは知っている。 雑魚1ご……いや。 名前で呼ぼう……。 「翔太、隆、純平」 「俺についてきてくれ」 もし彼女がいるとしたら、この世界だ。 ここは俺が求めた場所であり、必要な世界だ。 必ず君を探し出す。 それは月光の下の誓いだった。
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