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怒声を無視し、走り続ける。
白い傘は縦横無尽に動き、どの位置に弾が飛んできても、先に軌道を読んで回り込み防いでくれた!
やがて俺は車に辿り着き、飛びつくように助手席に乗り込んだ!
車のボディーは銃弾に襲われ、激しく音を起てる!
「タイヤだ!タイヤを狙え!」
座席に腰かけ、とりあえず刀を股の間に挟み、俺は慌てて助手席のドアを閉めた!
仁はほぼ同時にアクセルを踏み、車を発進させる!
鳴り止まない銃弾の雨。
ドアの僅かな隙間から煙が車の中に侵入し、刀に戻っていく。
「はあはあはあはあ」
息は上がっていた。
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