1242人が本棚に入れています
本棚に追加
足下しか見えないような薄暗い視界が、突然開けた!
眩い光は、目に突き刺さるように明るい。
最初は狭い部屋。次は細い廊下へ。床や壁がレンガで作られているのは変わらずだが、最後の部屋は凄まじい広さを誇っていた。
見渡す限りで100m以上はある。
その中心部には、黒い何かが居た。
あれが敵か……?
いざ敵らしき者を見ると、自分でも恐ろしい程、落ち着き始めた。
光刀。抜刀した方がいいか?
『まだ、早い。煙は大抵、動揺を誘える。あの煙はこちら側の切り札でもあるんだ。タイミングは君に任せるが、なるべくギリギリまで堪えろ』
なるほど……。初めから構えれば良いってわけでもないのか。
念の為、俺は柄を握り締めた。
━━━━━━━━━━━━━━
クエストボス接近中!
━━━━━━━━━━━━━━
最初のコメントを投稿しよう!