608人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
会議は十中八九、その事が話題になるはずだ。
ボーっと考え込んでいると、いつの間にか周りは騒がしくなり、幹部全員が集合していた。
「静粛に!静粛に!」
副長の土方が声を張り上げると、一気に会議室に緊張が走り、すぐに静寂が訪れる。
そこで局長が立ち上がった。
局長は俺ら新撰組のトップの人物だ。
俺らがチーム対抗戦を行う場合、このトップを命懸けで守らなければならない。
「これより会議を始める!」
タイミングを合わせたかのように、中央の天井からは360度の球体式のモニターが降りてきた。
局長は静寂の中で話を続けた。
「みんなわかっているとは思うけど、議題は新しいルールについてと、1位のチーム……」
「“メビウスの輪”についてだ!」
最初のコメントを投稿しよう!