メビウスの輪

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「ごめんね。和也君。そろそろ説明するね」 そう言われ、俺は五十嵐さんから視線を外し、元に戻す。 「まず和也君の答えを聞かせてもらってもいいかな?」 俺は左右を見て、仁、美沙、はるかが頷くのを確認してから代表して答えた。 「その話なんだけど、ぜひお願いしても良いかな?新撰組に俺達全員、入隊したいんだ」 優君は俺の答えを聞き、満面の笑みで微笑んだ。 「良かった!実は断られるんじゃないかって不安だったんだ。この前、来た時も何だかんだ言って、クエストやらでグダグダになっちゃったからさ」 喜ぶ優君の表情をかき消すように信長さんが口を開いた。 「ただ、条件があるがな」 優君の優しい顔と相反し、信長さんは不敵な笑みを浮かべた。
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