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突然かかってきた優君からの電話。
内容は、すっかり返事を忘れていたが新撰組に入隊するか否やの結論だった。
1ヶ月間、無難なクエストをやり続けていたおかげか、少しはゲームに慣れてきたこの頃。
ゲーム初日に行った駅前の喫茶店で待ち合わせする事になり電話を切る。
勿論、仁と美沙とはるかも一緒だ。
ゲームには慣れてきたけど、実際爆発的に成長しているわけもなく。多分ほとんど変わっていない。
でも少しだけ日常で変化したことがあった。
俺はとうとう仕事を辞めた。
きっかけはクエストで手に入るお宝だ。
簡単なおかつ何度も挑戦できるクエストで手に入ったお宝を、センターが経営している質屋にいれる。日雇いと大して変わらないが、生活出来る資金はそれで賄うことが出来た。
この日も、スタートは俺の部屋からだ。
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