542人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「ごめんね。和也君。そろそろ説明するね」
そう言われ、俺は五十嵐さんから視線を外し、元に戻す。
「まず和也君の答えを聞かせてもらってもいいかな?」
俺は左右を見て、仁、美沙、はるかが頷くのを確認してから代表して答えた。
「その話なんだけど、ぜひお願いしても良いかな?新撰組に俺達全員、入隊したいんだ」
優君は俺の答えを聞き、満面の笑みで微笑んだ。
「良かった!実は断られるんじゃないかって不安だったんだ。この前、来た時も何だかんだ言って、クエストやらでグダグダになっちゃったからさ」
喜ぶ優君の表情をかき消すように信長さんが口を開いた。
「ただ、条件があるがな」
優君の優しい顔と相反し、信長さんは不敵な笑みを浮かべた。
最初のコメントを投稿しよう!