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「反省して、ゆっくり考えろ。チームの勝利を考えたとしても、軽率な行動が仲間にどれだけの迷惑をかけるのか。それぞれの隊と局長への報告は俺からしておく」
冷たく突き放すような口調で、土方さんは出口の方へ向かっていく。
お前だって、俺達を犠牲にしようとしただろと突っ込んでやりたい。
「あっ。そうそう、そこの4人」
土方さんは出口まで行くと、こっちを振り向きながら、意味深な笑みを浮かべた。
「お前らは入隊はまだ出来ない。領土から出て、少し歩いた場所にクエストボックスが設置してある。そのクエストをクリアしたら入れてやるよ」
「クエスト名は何ですか!?」
すぐさま仁が土方さんに問いかけた。
「なかなか威勢が良いな」
仁は真っ直ぐ土方さんを見ていた。
「“逃げ惑う強き存在”」
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