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「なら、どうするんだ?」
DIMの画面を見て、名前が表示されたことにより間違いなく確信した。
今、俺の目の前に立つ人物は、間違いなくヒカルだ。
どうするもこうするもねえよ。
俺はDIMを懐に仕舞い込み、手のひらを光刀の柄に当てた。
こいつを連れて行かなければ、俺は三国志から厳しい罰を受ける事になるだろう。
ただ生きた状態なんて約束はしてないだろ?なんてありきたり。
あれ?もしかして約束したっけ?
もしヒカルを死体の状態で連れていったら、神も度肝を抜かれるのではないだろうか?
「お前を斬りつけてみるさ」
俺はヒカルに歩み寄った。
『やめておいた方が賢明だと思うがな』
光刀はぶつくさと心の中に語りかけてくる。
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