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「参加させてもらうよ」
おおっ!キター!
これで任務をこなした事になる。
「ただし……」
「ただし?」
「俺、一人のみで行かせてもらう。仲間は抜き。
なおかつチームは組まない。
さらに人を探し当てる能力を使って、ある人を探してもらう」
おいおい。条件が多すぎるだろう。と突っ込みを入れたいところだが、内容的に問題がある箇所は見当たらない。
「以上の条件を飲めるか?」
「問題ない」
まあ意外と悪い奴でもなさそうだな。
「いつまでに、メビウスの輪に行けば良いんだ?」
「出来れば、すぐにでも」
「そうか」
そう言えば、あの事は知っているのだろうか?
「なあ?何で人を探して欲しいんだ……?てっきり、あの望みにするのかと思ったぜ」
「あの望み?」
男は俺の言葉に興味をそそられたのか、不思議そうな声を出した。
「知らないのか?神が人を生き返らせる能力を持つ噂を」
『炎神。ちょっとお喋りがすぎるぞ』
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