1047人が本棚に入れています
本棚に追加
我輩はフライシューズを起動させ、地から足を浮かせた。
沖田なら我輩の隊が合流しても、臨機応変に対応してくれるだろう。
「行けっ!」
「了解です!」
指示によって、隊士達は足早に直進し始める。
同時に視界は地上から段々と離れた。
フライシューズは組長クラスしか使えないから、この判断は仕方ない。
我輩は凍りついた光線に沿って、前進しながら上昇した。
ここから約1.6km進んだ場所にポセイドンがいる。その裏にメビウスの輪のアジト。
我輩の予想だと、四大元素はメビウスの輪アジトの入口前を固めているはず。
三国志は?
駄目だ。そこまではわからないな。
ん?
まだ把握することができない距離。
何となくだが、凍りついた光線の上を誰かが歩いている……。
誰だ?
これが三国志か……?
最初のコメントを投稿しよう!