柳生十兵衛

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我輩はフライシューズを起動させ、地から足を浮かせた。 沖田なら我輩の隊が合流しても、臨機応変に対応してくれるだろう。 「行けっ!」 「了解です!」 指示によって、隊士達は足早に直進し始める。 同時に視界は地上から段々と離れた。 フライシューズは組長クラスしか使えないから、この判断は仕方ない。 我輩は凍りついた光線に沿って、前進しながら上昇した。 ここから約1.6km進んだ場所にポセイドンがいる。その裏にメビウスの輪のアジト。 我輩の予想だと、四大元素はメビウスの輪アジトの入口前を固めているはず。 三国志は? 駄目だ。そこまではわからないな。 ん? まだ把握することができない距離。 何となくだが、凍りついた光線の上を誰かが歩いている……。 誰だ? これが三国志か……?
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