柳生十兵衛

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まだ我輩の基礎能力では把握出来ない範囲。何となくとしか言えないが、柱のような氷に何かがいる。 相手が誰かわからない以上、下手に接触をしない方が良い。 我輩は敵のカラクリを見破り、頭を狙いに行くのだから。 メビウスの輪はポセイドンを使用したことで失敗した。 現在、我々が敵の領土に踏み込む形となっている。 そう。ポセイドンのために、建物の中で全員が待機していたため、完全に攻めこまれる形となっているのだ。 結論からすれば、この状態は早期決着が望ましい。 我輩は全速力で飛び、何かがいる場所を通過する。 気配でわかる。やはり誰かが上を歩いていた。 地上戦が繰り広げられる中、たった一人あんな場所から行く気か? 後方では守備部隊が控えている あんな場所から一人で突撃しても、すぐに守備部隊が駆けつけるのだから、無意味としか言いようがない。 右側に続いていた凍りついた光線の壁が終わり、視界が一気に開ける。 見下ろすと、伊達の隊が凄まじい数の敵と戦いを繰り広げていた。 我輩はたった一人、空に浮かぶため狙われやすい。 大丈夫か? 伊達。
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