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我輩は割れた地面から空を蹴り、フライシューズのエンジンをかけ、体勢を保った。
先に放った衝撃は、二の斬撃を生み出すためのもの。
我輩の刀は、特別な力を使用するにあたり、初めに素振りを行わなければならない。
それが唯一のデメリット。
その段階で命力が籠められ、量によって斬撃の圧力や変幻自在の太刀筋を決めることができる。
何もない空間。孫権の真横から、二の斬撃が襲いかかる。
すると、孫権はわかっていたかのように華麗に斬撃を避けてみせた。
さすがだな。太刀筋が見えない斬撃を避けることなど、そう簡単に出来ることではない。
大丈夫。我輩の命力は満タンにある。戦場において、自信を持つことは大切なことだ。
「さて。あまり時間をかけるわけにはいきません」
あまりにも鮮やかな動きを見せた孫権が、懐から何かを取り出す。
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※警報※
1万超えプレイヤーが、戦闘の意志を示しています
周辺のプレイヤーは避難する事をお勧めします
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例え、圧倒的な実力の差を感じても、自信だけは失ってはいけない。
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