939人が本棚に入れています
本棚に追加
━━━━━━━━━━━━━━
※警報※
1万超えプレイヤーが、戦闘の意志を示しています
周辺のプレイヤーは避難する事をお勧めします
━━━━━━━━━━━━━━
まずいですね。
孫権さんの体からは、凄まじい量の命力が溢れ上がる。
「天草さん。君とは交渉の余地もない」
そう言葉を放つ、彼の瞳からは殺意が強く伝わってくる。
孫権さんの体から生み出された命力は、微粒子のように細かく辺りに散りばめられた。
何ですか?これは。
まさか?毒?
私は冷静に息を止めた。
いつまで息が持つかですね。
「気付きましたか。天草さん。この命力にすぐ気付くとはさすがだ」
私には返事をすることすら、許されません。
しかし、驚きましたね。彼からは想像以上の強さが肌で感じるほどに、びしびしと伝わってくる。
これは大誤算です。まさか、これほどとは。
しかも、毒を使う敵にこの部屋での戦いは圧倒的に有利だ。
作戦としては、後ろの二人が外に出てくれただけで、十分すぎるほどの成功でしょう。
とりあえずは脱出を。
私は丸い窓に向かって、走り始めた。
最初のコメントを投稿しよう!