戦争の行く末

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「伝言……?」 「ああ。うちの……」 柳生組長だが、ちょっと違う気がする。何て説明すれば良いんだ。 姿こそ柳生組長だが、あれは明らかに別人。 「知らない男。おそらく神かもしれない。そいつから黒い星に乗った男へ伝えてくれと頼まれた」 「敵に……頼んだのかよ……」 ヒカルは薄ら笑いを浮かべた。 俺は意を決して頼まれた伝言を口にした。 「探し人は龍の心臓で生きている」 「生きて……いる?確かにそう言ったんだ……な?」 「ああ」 ヒカルは眉と眉を近寄らせ、グッと何かを堪えるような表情を浮かべた。 本当はこんなことをしている場合じゃない。 仁を見ると、既に瞼を瞑っていた。大丈夫。息はしているみたいだ。 ヒカルに視線を戻すと、懐からDIMを取り出していた。 『仲間を呼ぶんじゃないのか?』 光刀の言葉に、一気に警戒心が増した。
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