戦争の行く末

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二人とも戦闘中の可能性もあるのか。 残るは神、劉備、孫権、曹操、風神、水神、土神。 三國志の一人でもゲームオーバーにすることが出来れば、戦局は圧倒的にこちら側が優勢に傾くのだが。 新撰組も柳生と真田が殺られましたからね。 他にも死亡していないだけで、瀕死状態には陥ってるかもしれない。 最前線には伊達、沖田、セスがいるはず。 それに既に敵のアジトに侵入した天草総長。 ピリリリリ!ピリリリリ! DIMが着信音を奏で、私は電話に出た。 「はい」 電話の相手は、すぐにセスだと気付く。 肉親の声は、例えるなら肌で感じるように理解させてくれる。 「どうした?」 疲れを見せる土方さんが、私の電話を気にした。 端から聞いたら、いつものように落ち着いてると思えるかもしれないが、セスは明らかに動揺していた。 私にはそれがすぐにわかった。 セスはDIMの向こうで状況を告げる。 (ごめん。劉備を取り逃がした★おそらくそっちに向かってる。それとおかしなことが……) 何が? (柳生が生き返った)
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