戦争の行く末

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さらに劉備は、上を見ながら言葉を繰り出す。 「何だ。あれ。上の方が粉々に吹き飛んでるじゃねえか」 目線の先は、新撰組屯所の最上階付近。 一度使ってしまったから、もう局長のフェイクはきかない。 こちら側の緊張感は最高潮に高まるが、それに対して劉備はこの場を必死に理解しているように感じた。 地に突き刺さる巨大な剣。これで斬られたら、一撃で体が吹き飛びそうですね。 土方さんに視線を向けると、まだ動くなと瞳が語っていた。 この場を切り抜ける方法は一つだけある。 しかし、それはこの場を捨てる行為になってしまう。 出来れば使いたくないが仕方ないのか。 セスに頼めば、ブラックカーテンによる脱出が可能なんだ。 どうする……。 「私は神を探します。事情はあとでゆっくり話しますので、この場の二人の始末をお願いします」 背後に立つ孫権が、私達の背中を通して劉備に伝えた。 一人いなくなるのか── それは敵が余裕だからか。 私達にとっては大きなチャンスだった。 ━━━━ ※お知らせ※ 物語の途中に申し訳ございません 話が複雑で視線切り替えが激しすぎるとの話をいただきまして、簡単にはなりますが、ここまでの戦争をまとめた物を作成しました。 話を忘れてしまったなどありましたら、よかったら読んでみて下さい ●行き方手順 ①ブラックアウト表紙 ②一番下のLove Youのリンクの下にリンクがあります。 ネタバレなので、こっそりとリンクだけ貼りました ③そのリンクをクリックすれば戦争途中経過へ飛べます ※このメッセージはしばらくしたら削除します。
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