戦争の行く末

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爆風が吹き荒れ体勢を保てなくなるが、ブラックスターを変形させて足首を覆い固定する。 そのまま追い出されるように壁の穴へ。 しかしそれよりも先に、火の海が体を包み込んだ。 息苦しさが訪れると同時に肌が焼ける痛み。 それが伝わった直後には、自分の体が溶けるような錯覚に陥り、瞼を瞑って必死に耐え抜く。 勿論、神刀の白煙と黒煙が防御するためにすぐに炎から体を守ろうとするが、突き破られて体を痛めつけられている。 くそっ。一瞬のはずが永遠にも長く感じ、限界まで来た時に肌全体に冷たく新鮮な空気が触れた。 背中を突き刺すような熱風。 バランスを失ったまま俺は空へ放り出された。 ローブはボロボロに焼き焦げている。腹から滲み出た血。全身に負った火傷。とうに体は限界が来ていた。 『ヒャハハハハ!楽しいぜ!これだよ!ほら地上を見ろ』 新撰組屯所から見た景色。凍ったポセイドンの光線が大地を半分に分断し、それぞれの場所で戦闘が繰り広げられている。あらゆる場所から上がる火の手。 『まだ死ぬなよ』 左手に握り締めた真田の首。 局長はどこへ行ったんだ。 あとは神の元へ行けば、作戦完了だ。俺は残る命力を使い、神を目指して飛び続けた。
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