ウバ-Uva

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次の授業が水泳だというだけで、 頬をつねる理由になるとは思えない。 「冗談だよ。ほんの冗談なのにさ!」 やっぱり、他にも言ったらしい。 「何て言ったの?」 「自慢したんだよ」 「何を?」 水泳が得意だという話だろうか。 「鞠弥っちの水着姿、  授業中、見放題なんだーって♪」 「……。  ……瞬くんっ!」 「わーっ、鞠弥っちが怒った♪」 鞠弥が怒鳴ると、瞬は駆け出して、 北の背中に隠れて爆笑したのだった。
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