ウバ-Uva

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****************** シャワーを止めてカーテンを開けると、 妙に静かなことに気が付いた。 どうやら、使っていたのは、 鞠弥が最後だったらしい。 急がないと、ホームルームに遅れる。 慌てて体を拭き、更衣室に戻ろうと扉に手をかけた。 「……あれ?」 動かない。 「よいしょっ」 力を入れても、ビクともしない。 「……嘘……」 袋に入れた濡れた水着を抱え、 タオルだけを体に巻いた状態で。
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