ウバ-Uva
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タオルの上から、 羽織らされたブレザー。 その上からは。 「あ」 信じられないほどの、ぬくもり。 「屋根の下に行こう」 フリーズした体が、不意に浮く。 そして、すぐ下ろされた。 「君が落ち着くまで、目を瞑ってる」 エントランスに入り、扉を閉めて。 震えて固まる鞠弥を、 竜也はそっと抱きしめてくれる。 「せんぱ……」
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