新撰組とメビウスの輪

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虎徹【一閃集光刀】 鞘から抜くと同時に、刀からは虹色の光が溢れ始める。 神はその光りを見ても動じる様子はなく、冷静な口調で話した。 「ブラックアウト五大剣の一つか。どこで手に入れた?シャルアネットが見たら欲しがるぞ。最後の一振りのはずだからな」 「隠していたわけじゃないさ。ただ普段から使用するには、あまりに力が大きすぎる。だから使わなかっただけさ」 神の体から命力が溢れているのは、初めから肌を通して感じている。 武器を持っていないところを見ると、やはり能力重視型か濃厚か。 能力は不明。思い当たる能力はあるがな。 対策としては触れられないように気をつけるしかないな。 互いに動くことはなく、相手の姿を観察する。 神の初動を予想してみるが、全く想像がつかない。 辺りは静寂に包まれ、風が吹き荒れる。 先に動くか。 爪先を少し動かしてみるが、やはり神が動く様子はない。 刀に一定の命力を注ぎ込み、準備を整えた。 いくぞ。 俺は地を蹴り、神との間合いを詰めた。
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