戦争の終わり。メインストーリー-2

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え? 振り返った際に、思わず体が硬直した。 その殺意は確実に俺達へ向けられていたから。 そう。殺意を放っていることすら、あり得ないはずなのだから。 何で? あまりに唖然としてしまう光景。 威嚇攻撃をしてきたのは、紛れもなく今、視界に映る人物だ。 そんな中、仁は冷静を崩さずに一人、守るかのように前へ出た。 「和也!美沙!早く杏奈を引き入れてくれ!」 仁は背負った鎌を構え、刃を相手に向けた。 「俺が時間を稼ぐ!」 状況が飲み込めない中、良からぬことなのは間違いと確信した仁の臨機応変な行動は、尊敬すらするものだった。 攻撃をしてきたことは間違いないのだから。 仁は、その事実で十分という様子だった。 「和也!早く!」 美沙に急かされ、慌ててDIMをいじる。 そんなにいけないことをしているのだろうか? 「そこまでですわ」 攻撃をしてきたのは、卑弥呼さんだった。
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