戦争の終わり。メインストーリー-2

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新撰組もメビウスの輪も関係ない? どういうことだ? その言い方は、まるで他人事のような。 新撰組という言葉に対しても、妙な冷たさを醸し出していた。 あとは、チーム名を入力して、どちらがリーダーをやるか決めれば登録は完了みたいだ。 『あの女。何故、急に敵意を?』 語りかけてくる光刀の言葉には、明らかな警戒心を感じる。 やっぱりこれは敵意を向けてるよな。 戦争が始まる前、俺は優君に。美沙はセスさんに。仁は卑弥呼さんに訓練をしてもらった。 今、鎌を向けている相手はいわば、仁がお世話になった人だ。 でも、何故この行為がいけないんだ? 『気をつけろ。卑弥呼が狙いを定めているのは仁じゃない。美沙だ。指を動かせば、こちらに攻撃が来るはず』 その言葉に、さらに緊張感が高まる。 「和也。美沙。早く終わらせろ。その間は俺が絶対に手を出させない」 杏奈は自分のDIMを持ち、不安げな表情で仁を見る。 「あら?仁くん。呪いのリスクと軽減を教えてあげた私に、よくそんなことができますわ」 ガラリと変わった仁の雰囲気。 もしかしたらこれが能力を使う時の、独特の雰囲気なのだろうか? 「手の内は私はわかっていますわ。能力の使い方を教えたのも私ですものね」
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