戦争の終わり。メインストーリー-2-2

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「皆の者……すまなかった……」 私についてきてくれて、ありがとう。 劉備、孫権、曹操。 守りきれなかった私を責めるのだろうか? もしも、あの世が存在するならば。 私は、私と人生を共にした人と永遠に同じ場所へいたい。 メビウスの輪で共に生きた人達と。 『ねえー美香』 それは、忘れもしない胸に刻まれた嬉しかった出来事。 生まれてきてから、ずっと一人だったから祝われたことがなかった。 『誕生日おめでとう』 三人が祝ってくれた誕生日。 きっと、あれが私が求めていた優しさなのだろう。 私が自分に持ってなかっただけで……。 薄れゆく意識の中、私ははっきりと見た。 劉備、孫権、曹操が、私を待っていてくれている姿を。 本当はわかっていた。 私は守っていたのではなく、いつだって守られていたんだ。 そこに行くまで、待ってて欲しい。 今度こそ、私は優しさであなた達に恩返しをするから。 私は三人が待つ場所へ辿り着いた。 また、いつの日か公園で遊んでいた日々に戻りたい。 願わくば、生まれ変わることが出来るなら。 また、この四人で。
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