961人が本棚に入れています
本棚に追加
─────近藤勇─────
神が動かなくなると同時に、メビウスの輪のメンバー達は、まるで電池が切れた機械のように次々に地へ倒れていった。
チーム対抗戦の代償。
それが戦いの終わりを示している。
黒焦げになりながらも前に突き進み、本来の姿は見る影もない神。
俺は立ち尽くしたままの神に、ゆっくりと近づいた。
突き出された手には、月の形をしたネックレスが握られている。
進藤美沙へか。
近づいた俺は、ゆっくりと神の手からネックレスを受け取った。
「新撰組の勝利だあああああ!」
「戦争が終わったぞおおおおお!」
その途端、戦場は一気に歓喜の声に包まれた。
最初のコメントを投稿しよう!