始まりの合流地点

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「最初くらい出ておいた方が良いって聞いたことある。万が一居心地が良かったらどうするんだよ………まぁねぁだろうけど」  お互い、似た者同士である。深くは聞き合わなかったがそうする事が一番なことがわかるほど。  故に、コイツの言葉が嘘偽りで無い事が解っていた。 「わかったよ…………もし、万が一俺が居心地がいいと感じた時はお前も編入するか?」 「子供かっ!それにお前に合っても俺に合うとは限らんだろうが」  それもそうである。しかし、一理ある事に変わりは無いと思い。 「わかったよ、んじゃ退くか」  コンビニ前で話していた為、店員が此方を睨んでいた。 「んじゃ、ちょっと飛ばすぜ」
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