みずがしたべたい

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「この鳥、オームみたいだねぇ。 青いオームなんてめずらしい。」 「みずがしたべたい」  青いオームはおばあちゃんに むかって しゃべった。 「はい、はい」  おばあちゃんは 家の中に引っ込むと、 こつぶのいちごを 三つほど持ってきた。 「おばあちゃん、それはいちごだよ」 「そうだよ。 むかしむかしはね、 くだもののことを 『みずがし』 と言ったのさ。」  青いオームは、 おばあちゃんの手から いちごを上手にくわえて、 クックッとのみこんだ。
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