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「 何だ?どうした?早くしまったらどうだ?」
相変わらずの女の声。
そうだ!どうせなら最後位はコイツの顔を拝んでやろう。
殺すにしろ、殺されるにしろ、このクソ生意気な馬鹿女の面は見ておきたい!
その位はイイですよね?
御先祖様、さっきの店の雅(love)様!
「…おい。取り敢えずもう打っても良いか?腕が疲れた」
(え?)
とっとっとっ、ちょっとタンマ。今の無し!
「 あ、いや、スイマセン。今すぐしまいますんで!」
ってか、人を殺そうってのに何この人?腕が疲れたって?馬鹿だろ?
俺は慌ててムスコをしまい、大人の窓を一気に上げた!
( …ふっ、読者よ。今、絶対何かを期待しただろう? )
流石俺!見事に読者の期待を裏切ったナイス好プレイ♪
ん~、てか。この場合こそまさにチ○プレイ?とか言ってみたりw
よし、俺結構冷静じゃね?
つー訳で。勢いよく振り向いて、その馬鹿面拝んでやるぞーッ!!
( 1・2・3 ッ!)
《 クルン》
… ッ!!?…
… ありぇ~?…
…み や び ちゃん?
〈 ズゴーン!〉
高らかに胸の奥と頭の何処かで爆音が鳴り響いた!
「 …雅ちゃん?」
そう、驚いた事に。
無事(?)に最後まで立ションを済ます事の出来た俺が決死の思いで振り向いたそこには、なんと"さっきの店の雅(愛してる)ちゃん"が立っていた。
「はっはっはっ、そう。雅ちゃん!驚いたか?」
乾いた笑いと無表情に語られた衝撃の事実。
「 な、なんで?」
もう。今までの一連の出来事等は、それこそ、どうでもイイ位にぶっ飛んでしまった俺は、今この瞬間の出来事を頭で整理するので一杯となった。
「 ん?「なんで?」だと?…仕事だが?」
「 し、仕事…?」
「 そう、仕事。」
「 はぁ。」
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