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はい。追加の追い打ちありがとう御座います。
ツッコミは"愛"!
しかしながらお嬢さん…
いくらなんでも、ケツも拭かずに立ち尽くす、痛い気な好青年の口内へと躊躇する事無く銃口を差し込むのは如何なモノかと存じますが…?
…と、俺が不満そうな顔でじっと見ていると。
「 お前(冬季)が悪い!! 」
無表情の冷たい瞳で、女は俺へと一瞥した。
「 ふぁいふぁい。ほへあげれす、ふぉれははふいよ…」
訳:はいはい。お手上げです、俺が悪いよ…
はぁ~、流石に降参。
銃口は口に差し込まれてて巧く喋れないし、俺じゃどうにも太刀打ち出来ません。
俺は両手を万歳した状態を維持しつつ、可愛そうな潤んだ瞳で視線をおくった。
…てぇ…ん?
( エスパーですか貴女は!?)
女が見聞きさせた一連の言動を振り返り、俺の額と背中に冷たい汗が一筋流れる。
「 はんれふぉえのはんはへてりゅひょひょがわはっちゃふはあ~?」
訳:なんで俺の考えてる事が解っちやうかなぁ~?
苦笑いを浮かべたまま、ゆっくりと口内へと差し込まれた銃口を右手で降ろし、俺は控えめな声で女へとボヤいた。
「 まぁあれよ? 仲間由○恵風に言うなれば。お前(冬季)の考えている事なんて"バリっとコロっとお見通しだぁーッ!!"ッ的な?」
銃を持たない左手の人差し指を俺へと突き刺しながら、女は某ドラマの名台詞を悪びれもなく言い放った。
… もう嫌、この下り。
( 僅か5ページの間に、いくつパクるのこの人は… )
…そう。
きっと誰も想像すらしないだろう。
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