第1話【 …home 】

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  「 っひゃ~。楽しかったなぁ~ッヒック。今日の"娘"は可愛かったしノリもよかったしと、マジ大当たりだったぁ~♪」 最後に行ったキャ○クラが思いの外よかった俺は、嬢から頂いた御名刺を眺めなが上機嫌で歩いていた。 ( 雅-ミヤビ-ちゃ~ん。まった行くからね~ん♪ ) 《 …ッブルブルッ! 》 ( うぉッ!? 寒ッ!! 外はやっぱメチャメチャ寒いな?ひゃ~、まぁそりゃそうか、もう2月だもんな?う~寒! ) …とは言え。 やはり此処は、1都心が誇る大歓楽街。 深夜も2時を過ぎたと言うのに、まるで自己を主張するかの様に輝くネオン。 それこそ、太陽なんかなくても、その光り輝くネオンのお陰で、街全体は昼間のように充分明るい。 ( 眠らない街… ねぇ?) それもその筈、何処もかしこも人、人、人。 夜のボーイやキャバ嬢、ホスト。チンピラヤクザに売人、もろもろ! まともなんは、花屋とタクシーの運ちゃん… それから、あとは一部を除いた御巡りさん達位かな? なんて言ったら怒られちまうか? まぁ、なんにせよ。 人やらビルやらネオンやら、人目を避けるにゃクソ狭い路地でも探して入らにゃ到底無理だわ。 ( あーッ!! 立ションしてぇ~ってのによォ~!! ) 取・り・敢・え・ず。 最早、酒と寒さで俺の膀胱ちゃんは破裂寸前なんで、胡散臭い漢方薬屋の路地裏で、ひっそりこっそりと致して参りますw ( だーッ、も…漏れるッググ! )  
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