第1話

21/23
前へ
/23ページ
次へ
まんまるな月が赤い時 必ずアナタが見えなくなるの その日だけは 私ではなく 違う誰かが泣いているから 迷うことなくまんまるな赤い月の日は 私は1人街に出る どうしても1人になりたくなくて よくわからない不安から逃げたくて まんまるな赤い月が消えるまで 私は御一人様で酒に溺れ 朝陽に安堵しながら眠りにつく 目覚めた時にはアナタが居ますようにと呟きながら...
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加