地獄の三丁目!Σ( ̄□ ̄;)

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だが、可能性として0であっても、疑いを晴らす材料としては弱い。 「やはり、救急委員か梵部医師から連絡をもらうか、誰かが学校に戻って来ないことには何とも言えないし、どうにもできないな」 「ほんまに、何やっとんやろ?四時間は経つのになあ」 そんな話をしている間も、金田市は捜査を続けているのか、時折一人言が聞こえたり、激しく咳き込む声が聞こえる。 「また、校長の汗が滲みこんどったんやな。あんなんばっかり舐めとったら、それこそ体に悪いんちゃう?」 「でも、校長の脂は万能薬だって聞いたぞ」 白鳥は『なあ…』と他の生徒に確認する。 「効能は、しもやけ・あかぎれ・冷え症・腰痛・肩凝り・うちみ・くじき……」 「入浴剤みたいやな」 千聖の呟きに場が和む。 「今のは塗った場合だ。飲むと……」 「の、飲む?飲めるん?」 金田市の様子から、とても飲める代物には思えない。 「飲むと精力増強で夜の性活もバッチリってことで、みんな喉から手が出るほど欲しがってるって。子宝に恵まれた夫婦もいるって話」 「精力……増強」 千聖がチラリと慎之助を見ると、嫌な予感がしたのか慎之助は頭を激しく左右に振っている。 「一晩にどんだけ飲むん?」 「爪楊枝の先にのせるか、耳かき1杯じゃなかったかな?それ以上は胃に穴があくらしい。しかも、腐らないから常温で保管できるってよ」 それを聞き千聖は手を叩いて喜ぶ。 「ええやん。一斗缶に満タンは欲しい!!」 「要らん!俺には必要ないだろ!!」 不意に入ってきた慎之助の叫びに、みんなはじっーと慎之助を見る。 「藍原……おまえって、そんなに激しいのか?すげえな」 白鳥がこっそり慎之助の耳元で囁く。 「なっ…!!」 「千聖ちゃん、あんなに小さい体でよくもつなあ……」 「ち、違うっ!!」
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