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「ぐぼわはぁっ…」
絆愛の生ける伝説、大田原権蔵がただならぬ声をあげた。
「校長っ!いかがいたしましたか?」
懲罰中の生徒達(悪いことをすると罰として校長のお世話をしなければならない場合がある※『嗚呼、絆愛高等学校~校則参照』)が一斉に駆け寄ると、校長は片膝をつき口元を押さえ目を光らせている
「う…迂闊であった…」
顔面を真っ赤に血で濡らし、滴り落ちた血が足元で光っている。
「む…無念…なり」
校長はドサリと顔からその場に倒れこんだ。
だくだくと、さらに真っ赤な血の海が広がっていく。
「「「校長ぉぉぉ!!!」」」
時は午前4時44分44秒…
穏やかな朝が一瞬にして変わる。
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