俺の好きな人

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「誠、聞いて!僕好きな人できた!」 俺は時が止まったかのように感じた 何故ならば、俺岩野誠はたった今失恋したのだ 高校生の時からずっと好きだった高崎碧に 碧に告白なんかしていない 彼をこっちの世界に連れ込むのが怖かったから ううん、碧は俺のこと友達としかみていないから だから嫌われるのが怖かったから 臆病な俺はただただ見ているだけでよかったのに 「誠?」 「え?あぁなに?」 「どうした?なんか変だよ?」 「いや、、、驚いてさ。んでどんな女なの?」 「それが、、、、男の人なんだ」 え、、、、? 碧も男が好きになれるの? じゃ何故ずっと傍にいた俺じゃなくてその男なんだよ、、、 「ごめん、、、気持ち悪い?」 碧は悲しそうに上目遣いでみてくる 「、、、いいんじゃねーの?俺だって男とヤッたこと何回もあるし。ただ痛いぞー」 今俺は笑えてるかな? 碧に似た奴なら男、女関係なしにヤりまくっていた俺 碧には遊び人ってよく言われる 周りにもそう言われてた だから皆離れていったが碧だけは傍にいてくれた だから俺にも少しはチャンスあるんじゃないかと思ってたけど、、だめだ 泣きそう 「悪い、用事あるからそろそろ行くわ」 「え?あ!ごめんな。自分の話ばかりで」 「いいよ。じゃまた連絡する」 そう言って碧から離れた 走って家に帰り玄関をしめたと同時にボロボロ涙がでてきた
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