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「くそっ」
好きで好きで本当に好きだったのに
なんでどうして俺以外の男なんだ
暫く泣いているとインターホンが鳴った
もしかして碧?
さっきのは冗談とか言ってくれるんじゃないかと思いたくて急いでドアを開けると知らないでっかい男が立っていた
なんだよ、全然違う
「なにか用?」
ぶっきらぼうに聞いてみる
一応開けてしまったから聞くしかなくて、、、
まだ涙がとまらないので下を向いている
「隣に住みます桜田です。」
あぁそういえば新しい人が隣にくるとか聞いたような聞かなかったような、、、
今の俺にはどうでもいい
「あっそ。わざわざどうも」
そう言ってドアをしめようとしたらドアをおさえられ家の中に入られて顎を持ち上げられる
「なっなんだよ!!」
「、、、綺麗だね」
あぁ顔か
よく言われる
顔だけ綺麗だと
身体もスタイルいいし、これでも美容師だし髪も手入れしているし
このままキスされて、ヤられて終わりかな
まぁいいか
なんて考えていると桜田が頭を撫でてきた
「そんな辛そうに泣かないでよ。綺麗な顔が勿体ない」
「うるせーな。俺の勝手だろ!」
なにも知らないくせに
なんなんだこいつは
頭を撫でている手を掴む
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