第1話

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ハロ/ハワユ ハロ 窓を開けて 小さく呟いた ハワユ 誰もいない部屋で一人 モーニン 朝が来たよ 土砂降りの朝が ティクタク 私のネジを 誰か巻いて ハロ 昔のアニメに そんなのいたっけな ハワユ 羨ましいな 皆に愛されて スリーピン 馬鹿な事言ってないで 支度をしなくちゃ クライン 涙の跡を隠す為 もう 口癖になった「まぁいっか」 昨日の言葉がふと頭をよぎる 「もう君には全然期待してないから」 そりゃまぁ私だって 自分に期待などしてないけれど アレは一体どうつもりですか 喉元まで出たかった言葉 口をついて出たのは嘘 こうして今日も私は貴重な 言葉を浪費して生きてゆく 何故隠してしまうのですか 笑われるのが怖いのですか 誰にも会いたくないのですか それ本当ですか 曖昧という名の海に溺れて 息も出来ないほど苦しいの 少し声が聞きたくなりました 本当に弱いな 一向に進まない支度の途中 もうろうとした頭で思う 「もう理由を付けて休んでしまおうかな」 いやいや分かってますって 何となく言ってみただけだよ 分かってるから怒らないでよ 幸せだろうと 不幸せだろうと 平等に 残酷に 朝日は昇る 生きていくだけで 精一杯の私に これ以上 何を望むというの 何故気にしてしまうのですか 本当は愛されたいのですか その手を離したのは誰ですか 気が付いてますか 人生にタイムカードがあるなら 終わりの時間は何時なんだろう 私が生きた分の給料は 誰が払うんですか サンキュー ありがとうって言いたいの サンキュー ありがとうって言いたいよ サンキュー 一度だけでも良いから 心の底から 大泣きしながら ありがとうって言いたいの 何故隠してしまうのですか 本当は聞いてほしいのですか 絶対に笑ったりしないから 話してみませんか 口を開かなければ分からない 思ってるだけでは伝わらない なんて面倒くさい生き物でしょう?? 人間というのは ハロ ハワユ ハロ ハワユ ハロ ハワユ あな たに ハロ ハワユ
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