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突然のことにクラス内はパニックに陥った。
あるものは泣いて、またあるものは、悲鳴をあげて逃げたしたが、こっちを見た途端、こっちに走ってきて俺の後ろに隠れた。
「ふざけんな!!なんで、こっちにくるんだよ!!」
そういって俺はそいつらを押し退けようとした。
しかし、
「なにいってんだよ!?こういうときこその委員会だろ!?」
そう言いながら、俺を化け物の前に押しやった。
ちくしょう…やってやらぁ!!
そう叫び、筆箱の中に入れておいた護身用のナイフを投げた。
ナイフは化け物に当たって化け物はこっちを見た。
ゆっくり歩いてくる。
俺の前でピタリと止まったそれは、にいっと笑ったかと思うと、その大きな爪を振り上げ、俺に向かってふりおろした。
俺…終わったのか……?
キィン!!!!!
………?
おかしい……?
いつまでたっても衝撃が来ない。
おそるおそる目を開けると、そこには上半身裸の後ろ姿があった。
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