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俺らがさんざん苛めていたとは思えない様子で、スセリはその黒い化け物と戦っていた。
どこからともなく
「すげえ…」
ぽつり、呟く声が聞こえた。
正にその通りだ。
スセリは俺と化け物の間に入り、どこから出したのか、日本刀らしき刀で化け物の爪を防いだ。
そして、化け物は反対側の手で攻撃をしてきたのをかわし、そのまま懐に入り込み、心臓をひと突き。
鮮やか過ぎる戦いかたに、その場にいた全員が息をのむのが分かった。
はは…は……
マジで?
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