第1話

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スセリside さっきは危なかったな… もう少しでウズメが死ぬところだった。 そうしたら、任務失敗でこっちが恥さらしになるからな。 しかし、 この生物は…何だ? 何だか…獰猛な種族を無理矢理融合させたような形状をしている。 ふぅん… これは上に報告しておく必要があるな。 ………あ、そういえば。 このクラスの奴らに俺の正体ばれちゃったか。 クラスメート達を見れば、複雑な表情をしている。 化け物よりも圧倒的に強い存在に対する畏怖、今まで見下し、痛めつけた存在にに対する蔑み。 だが、俺には別に関係ない。 そんな目を向けられたって、傷付くような繊細な心を持っている訳でもないし、凄惨な苛めを受けて死ぬような軟弱でもない。
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